誰もが居心地のよい学校にするために

法政大学中学高等学校

  • 2020年2月12日 掲載
  • 取組み

11月の中学の道徳の授業で、「にじーず※」代表の遠藤まめたさんと、東京都エイズ啓発拠点の「ふぉー・てぃー」の方々をお招きして講演会を行いました。

講演は、生徒たちからのさまざまな質問に答えながら進みました。「カミングアウトにまつわる経験は?」「いつからLGBTなの?」「落ち込んだときには、どのように立ち直りますか?」「不便なことは?」「トイレや着替えはどうするの?」「どうやって恋人を見つけるの?」――。

まめたさんたちは、子ども時代にデマを信じて後でショックを受けた経験などを振り返り、うれしかったことは「『あなたが助けになっていた』と言われたこと。それは知識があったから」と語りました。みんなに考えてほしいポイントを投げかけながら、「性の多様性は、セクシャルマイノリティーだけの問題ではなく、みんなのもの」というお話をされました。

講演会を通じて、中学時代に学校内外の多様な見方を学ぶ楽しさや、好きの感情や何を幸せと感じるかも「人によっていろいろ」ということを学びました。

※にじーず:10代~23歳までのLGBT(そうかもしれない人を含む)の居場所づくりを進めている団体

               (初出:広報誌『法政』2020年1・2月号)

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